2010年10月5日火曜日

ブルー・オーシャン戦略はいかに・・・

INSEADビジネススクール教授のW・チャン・キムとレネ・モボルニュが著したビジネス書の中で述べられている経営戦略論。

競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」、競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」として、切り開くべきだと説いている。
そのためには、顧客にとってあまり重要ではない機能を「減らす」「取り除く」ことによって、企業と顧客の両方に対する価値を向上させる「バリューイノベーション」が必要だとしている。よく知られているマイケル・ポーターの競争戦略が、「事業が成功するためには低価格戦略か差別化(高付加価値)戦略のいずれかを選択する必要がある」としているのに対し、ブルー・オーシャン戦略では、低コストと顧客にとっての高付加価値は両立し得ると主張している。

韓国サムスングループが組織的にブルー・オーシャン戦略を実践していることが知られている。10分1000円のカット店やゲーム業界において、ソニー(プレイステーション3)やマイクロソフト(XBOX360)が仕掛けた高性能化競争に埋没しかけていた任天堂、Wiiの開発にブルー・オーシャン戦略を応用したといわれている。比較的ロースペックのハードウエアながら、「Wiiリモコン」などの新機軸で、ゲーム慣れしていない層にとって付加価値を提供することに成功した。
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あなたの業界にもブルー・オーシャン(青い大洋)=青い宝石がころがっているかもしれませんね(^^)
【未開拓市場】【ニッチ市場】【ニーズ】

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